総務窓口や情シス部門への聞き取り調査によると、給与支給日に発生する問い合わせの約7割が会社コード確認方法とマイポータルログインID忘れに関するものです。現場で混乱が起きる背景には、導入時の案内方法と個人の記憶管理のギャップがあります。
会社コードは、システム導入時に会社から配布された「電子化クラウド利用開始のご案内」という紙面、もしくは「【奉行エッジ】ログインアカウント登録完了のお知らせ」といったタイトルの初回通知メールに明記されています。自力で会社コードを割り出す際は、メールボックス内で「奉行」「給与明細」「ログイン通知」といったキーワードで過去ログを検索するのが最も確実です。ドメイン指定URLに会社コードが組み込まれている仕様の場合、通知メール内のリンク文字列を見るだけで判明することもあります。
一方、給与明細ログインパスワード再設定においては、自力復旧が可能な人と不可能な人に分かれます。システム内に個人用のメールアドレス(社用または私用)が事前に紐付けられている場合は、ログイン画面下部の「パスワードをお忘れの方はこちら」からリセットリンクを即座に受信できます。しかし、アルバイトや現場作業員などでメールアドレスを登録せず、従業員番号のみでアカウントが運用されているケースでは、Web上の自動再設定機能が利用できません。この場合は、試行錯誤を諦めて所属拠点の労務担当者に「パスワード初期化」を直接依頼する以外に道はありません。