基本の紅白なますをマスターしたら、身近な調味料や季節の食材を組み合わせた応用レシピへと展開できます。
調味の手間を徹底的に省きたい場合は、調味酢を活用したカンタン酢なます作り方やすし酢の応用が最適です。塩もみして水気を限界まで絞った大根とにんじんに対し、カンタン酢をひたひたに注ぐだけで味が完成します。さらにすし酢なますアレンジとして、少量のレモン果汁やオリーブオイル、粗挽き黒胡椒を振れば、洋風カルパッチョの付け合わせとしても機能するモダンな一皿に早変わりします。
また、おもてなしや季節感を演出する人気バリエーションとして以下の3品が挙げられます。
① 柚子なます簡単レシピ
冬の定番である柚子なますは、基本の合わせ酢に柚子の絞り汁小さじ1〜2を加え、千切りにした柚子の皮を散らします。柑橘の爽やかな香気成分(リモネン)が酢の酸味と調和し、驚くほど上品な口当たりに仕上がります。柚子の黄色い外皮のみを薄く削ぎ、内側の白いワタ部分を入れないことが苦味を出さない秘訣です。
② 柿なます人気レシピ
奈良県などの郷土料理としても知られる柿なますは、硬めの完熟柿を千切りにして合わせます。大根のシャキシャキ感と柿のねっとりとした天然の甘みが極上のマリアージュを生み出します。砂糖の分量を通常の半分以下に抑え、柿本来の上品な甘味を引き立てるのがコツです。
③ タコときゅうりのなます
大根の代わりに薄切りにしたきゅうりを用い、乱切りやそぎ切りにした茹でタコを加える海鮮アレンジです。タコのタウリンや旨味エキスが甘酢に溶け出し、酒の肴にもうってつけなボリューム副菜になります。生姜の千切りを少量加えることで、魚介の風味が一層引き立ちます。