「つかぬこと」の真意とは?漢字表記や語源の盲点と敬語マナー徹底解説

「つかぬこと」の真意とは?漢字表記や語源の盲点と敬語マナー徹底解説

「つかぬこと」の真意とは?漢字表記や語源の盲点と敬語マナー徹底解説について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

類似のニュアンスを持つ表現としてよく引き合いに出されるのが「藪から棒」です。しかし、藪から棒 意味と違いを正しく把握していないと、文章作成で重大な誤用を犯すことになります。

「藪から棒」とは、見通しの利かない藪の中から突然棒を突き出す様子に由来し、「予告や前触れが一切なく、唐突に行動や質問を起こす様子」を表す慣用句です。重要なのは、この言葉が主に「他人の無遠慮で突飛な言動を客観的・批判的に描写する言葉」である点です。他者から不意打ちの質問を受けた際に「藪から棒な質問に驚いた」と表現するのは適切ですが、自ら前置きとして「藪から棒に伺いますが」と発言するのは日本語として不自然であり、品格を欠く印象を与えます。

これに対し、「つかぬことを伺いますが」は自分自身の発言に対して使い、「唐突である失礼を自覚している」という配慮を表明するクッション言葉です。主体が「自分」か「他者」かという点に決定的な違いが存在します。

一方、相手から「つかぬことを伺いますが」と切り出された側の対応、すなわちつかぬこと 返答の仕方にも知的なマナーが求められます。唐突な前置きに警戒感を露わにするのではなく、相手の緊張をほぐす返し方ができるビジネスパーソンは高い評価を得られます。

  • 基本の受け答え:「はい、どのようなことでしょうか」「私にわかる範囲でしたら喜んでお答えします」と穏やかに促す。
  • 忙しい場合のスマートな対応:「恐れ入ります、これから別件の会議がございますので、手短な内容でしたら今すぐ、込み入ったお話でしたら後ほど改めて伺ってもよろしいでしょうか」と時間枠を提示する。
  • プライベートな質問を婉曲に断る場合:「恐れ入ります、その件につきましては私見を控えさせていただいております」と笑顔で境界線を引く。
山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。