全国に1,200カ所以上存在する道の駅の中で、なぜ香取市の「道の駅くりもと」がこれほどまでに選ばれ続けているのか。その最大の理由は、「農と里山のエンターテインメント化」を高い純度で実現している点にあります。
旧栗源町(くりもとまち)エリアは、肥沃な火山灰土壌と温暖な気候に恵まれた全国屈指のサツマイモ産地です。道の駅くりもとは、この風土を活かして1990年代後半から地域おこしの中心として発展してきました。現在では、新鮮な農産物を購入できる直売所に加え、敷地内に広がる体験農園、里山を再現した親水広場など、「買い物+レジャー+食育」がワンストップで完結する空間設計が整備されています。
訪れるドライバーへの調査や現場での取材を通じても、「ただ立ち寄る場所ではなく、ここを目的に朝から出かける場所」という認識が定着している実態が浮き彫りになっています。