「観光ガイドの定番ではなく、本当に旨いローカルの味を堪能したい」と考える読者が注目すべきは、中の町とコザに点在する実力派の隠れ家です。地元民が他言を躊躇するような名店には、明確な共通点が存在します。
中の町で「魚と肉」を極めた名店が支持される理由
沖縄市中の町(上地エリア)で長年高評価を維持している店舗は、沖縄近海魚の扱いと豚肉料理の仕込みに一切の妥協がありません。沖縄の白身魚(イラブチャーやアカジンミーバイ)を淡白な刺身だけで終わらせず、シークヮーサーを効かせたカルパッチョや、魚汁、マース煮(塩煮)へと昇華させる技術を持っています。
また、中の町の居酒屋が選ばれる決定打となっているのが「完全個室の充実度と接客の心地よさ」です。歓楽街の喧騒から一歩店内に足を踏み入れると、間接照明が灯るシックな掘りごたつ個室が広がり、プライベートな会話を楽しみながらじっくり酒を酌み交わすことができます。
コザの路地裏に潜む「古民家×泡盛」の隠れ家
コザ・パークアベニューや一番街の周辺には、昭和の赤瓦古民家やコンクリート打ち放しのヴィンテージビルをリノベーションした隠れ家居酒屋が点在しています。こうした店舗では、県内全島46酒造所の泡盛を取り揃え、甕(カメ)仕込みの古酒(クース)をグラス1杯からリーズナブルに味わうことが可能です。音楽カルチャーの街・コザらしく、心地よいBGMとともに地元アーティストや職人が夜な夜な集う独特の熱気は、他地域では決して味わえない唯一無二の魅力となっています。