オルセー美術館の展示スペースは、地上階(0階)、中層階(2階)、最上階(5階)を中心とする広大な構造になっています。旅行計画を立てる上で把握しておくべきオルセー美術館所要時間は、主要な名作を効率よく巡るスタンダードコースで約2時間〜2.5時間、企画展や彫刻、カフェでの休憩を含めてじっくり鑑賞する場合は3時間〜4時間が現実的な目安となります。
名作の背景や画家の意図を深く理解するために欠かせないのがオルセー美術館日本語オーディオガイドです。館内の専用カウンターにて6ユーロ(要パスポート等の身分証明提示、またはクレジットカード決済)でレンタル可能であり、ミレーの『落穂拾い』、マネの『草上の昼食』、ゴッホの『ローヌ川の星月夜』といった主要作品の解説をクリアな日本語音声で楽しむことができます。スマートフォンに専用アプリをダウンロードして利用するデジタルガイド方式も普及していますが、館内の一部エリアでは電波状況が不安定になる場合があるため、専用レシーバーのレンタルが現在でも安定した人気を誇っています。
効率的な鑑賞ルートとしては、入口Cから入場後、まずはエレベーターで一気に最上階(5階)の「印象派ギャラリー」へ向かう順路が現地エキスパートの間で推奨されています。館内で最も混み合うモネ、ルノワール、ドガ、シスレーの展示室を午前中や入場直後の比較的空いている時間帯に制覇し、その後2階のゴッホやゴーギャン、最後に地上階の古典主義や初期印象派・彫刻エリアへと降りてくることで、人の波をかわしながら鑑賞の質を劇的に高めることが可能です。