Q1:激しい筋力トレーニング後の筋肉痛や、一般的な疲労による脱力感と多発性筋炎はどう違いますか?
A1:運動による筋肉痛は筋肉を使った部位に生じ、数日から長くとも1週間程度で徐々に軽快します。一方、多発性筋炎による筋力低下や筋肉痛は、過度な運動をしていないにもかかわらず発症し、数週間から数カ月にわたって「徐々に悪化する」のが特徴です。また、体幹に近い首・肩・太ももに対称性に起こり、筋肉痛が治まっても脱力感だけが残る・強まる場合は、病的な筋炎を強く疑う根拠となります。
Q2:多発性筋炎は薬を飲み続ければ完治(根治)しますか?治療は一生続きますか?
A2:現代の医学において、自己免疫疾患の素因そのものを完全に体内から消し去る「根治」は容易ではありません。しかし、症状が消失し、検査値も完全に正常化して日常生活を支障なく送れる「寛解」を達成することは十分に可能です。多くの患者さんは、ステロイドを少量(維持量:数ミリグラム)まで減量した状態、あるいは免疫抑制薬との併用を維持しながら、再燃を防ぎつつ社会生活を継続しています。自己判断での服薬中断は最も危険な再燃原因となるため、主治医の厳密な管理下での減量が鉄則です。
Q3:指定難病の申請を行いたいのですが、どのような手続きが必要ですか?
A3:申請には、都道府県が指定する「難病指定医」が作成した臨床調査個人票(診断書)が必要です。まずは受診している医療機関の主治医(膠原病内科等の専門医)に指定医であるかを確認し、診断書の作成を依頼します。その後、住民票、課税証明書、保険証のコピーなどを添えて、居住地の保健所または健康福祉センターへ申請書を提出します。審査を経て「重症度基準」を満たしていると認定されると受給者証が交付され、月ごとの自己負担上限額に応じた医療費助成が受けられます。