シャンクスの立ち位置を最も不気味なものにしているのが、世界会議(レヴェリー)編において聖地マリージョアの権力の間で描かれた五老星との密会です。黒いローブを深く被ったシャンクスに対し、世界最高権力である五老星は護衛をすべて退席させ、「君だから時間を取った」と異例の厚遇で出迎えました。
四皇という指名手配中の大海賊が、厳戒態勢の世界政府中枢に単身で乗り込み、五老星と対等に対話できる理由は長年の謎でした。しかし、シャンクスが天竜人フィガーランド家の直系であるという事実を考慮すると、この不自然な構図が一気に符合します。たとえ海賊に身を落としていようとも、神の血筋を持つ者に対する特別な配慮や発言権が世界政府上層部に残されていると考えられます。
また、シャンクスが語った「ある海賊について話が」という言葉の真意も重要です。世界の均衡を崩しかねない黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)の危険性を警告し、秩序の崩壊を防ごうとする動きは、単なる海賊の枠を超えた「世界の調停者」としての役割を彼が担っている証拠でもあります。