住吉会の組織構造を理解する上で欠かせないのが、「総裁」と「会長」の役職の違いです。他団体にはあまり見られないこの二重構造は、住吉会が歩んできた独自の歴史に起因しています。
かつて西口茂男総裁が最高権力者として君臨していた時代、総裁は「象徴かつ最高意思決定者(オーナー・精神的支柱)」であり、会長は「日常的な組織運営や傘下組織の統率を担う実務トップ(最高執行責任者)」という明確な役割分担が存在していました。
しかし、西口総裁の逝去後はカリスマ的総裁職を空位とし、会長職へ権限を一本化する合理的な運営体制へとシフトしました。現在は七代目会長である小川修司氏が一手に組織の舵取りを担っており、意思決定の迅速化と指揮命令系統の明確化が進んでいます。