スマートフォンの画面の向こう側では、承認とその反対語を巡る戦争が24時間繰り広げられている。インフルエンサーだけでなく、一般の学生や会社員までもが「いいね」の数に一喜一憂する日常。ここで生じているのは、承認の反対語である「無視(スルー)」に対する過剰な恐怖心だ。
専門家はこれを「拒絶感受性(Rejection Sensitivity)」のインフレと呼ぶ。他者からの評価が少しでも期待を下回ると、まるで人格すべてを否定されたかのような錯覚に陥る若者が急増している。SNSのアルゴリズムは、承認という麻薬を配る一方で、その裏にある「非承認」の恐怖を巧みに利用してユーザーをプラットフォームに縛り付けているのだ。