船堀を語る上で絶対に外せない存在が、札幌味噌ラーメンの名門「すみれ」で長年修業を積んだ店主が営む大島だ。平日・休日を問わず、開店前から伸びる長い列はもはや駅前の日常風景となっている。食べログの百名店に幾度となく選出され、Google マップの口コミでも全国から訪れるファンによる熱烈な賛辞が絶えない。
看板の味噌ラーメンが目の前に運ばれた瞬間、立ち上るラードの膜と香ばしいニンニクの香りが鼻腔を直撃する。熱々のスープを一口含むと、重厚な味噌のコクと動物系出汁の深みが舌の上で炸裂した。表面を覆う脂の膜が熱を閉じ込め、最後の一滴まで冷めることがない。中太の縮れ麺はスープをしっかりと抱き込み、噛むほどに小麦の風味が広がる。
単なる濃厚さだけではない。生姜の爽快なキレが後味を引き締め、最後の一滴までレンゲが止まらなくなる完成度を誇る。一杯の丼に注がれた職人の情熱は、この地を訪れるすべてのラーメン好きにとって至高の体験となるはずだ。