彼が所属する吉本興業において、そのキャリアを紐解く上で重要なファクターとなるのが「世代」です。もりやすバンバンビガロはNSC大阪校26期生であり、同期芸人には錚々たる顔ぶれが並んでいます。お笑い界のトップランナーとして君臨するかまいたち(山内健司・濱家隆一)、独自のシュールな世界観を築く天竺鼠、実力派漫才師として名を馳せた和牛(水田信二・川西賢志郎)、さらには藤崎マーケットやバイク川崎バイク(BKB)など、まさに「お笑い黄金世代」の一員です。
多くの同期がテレビのひな壇や冠番組、賞レースの頂点を目指すなか、彼は極めて早い段階から「フィジカルな演芸・大道芸」に特化する道を選びました。以下の比較データは、一般的なテレビバラエティ主軸芸人と、もりやすバンバンビガロに代表される劇場・営業特化型芸人の活動構造の違いをまとめたものです。
表からも明らかなように、テレビ出演がメインの芸人は改編期や流行の移り変わりによるリスクを常に抱えますが、舞台と営業に特化したパフォーマーは「現場の需要」が減ることがありません。同期のスターたちが全国ネットのスタジオで激しいトークバトルを繰り広げる中、彼は現場叩き上げの技術で盤石の地位を築いたといえます。