インターネット上で配信される天気予報を巡っては、多くのユーザーが重大な誤解を抱えたまま行動計画を立てています。その最たるものが「降水確率」の定義に関する曲解です。
降水確率は「その地域全体で雨が降る面積の広さ」でも「降る雨の強さ」でもありません。「同様の気象条件が100回あった場合、対象エリアのどこかで1ミリ以上の雨が降る回数」を示す統計的指標に過ぎません。したがって、降水確率が30%であっても、ひとたび雨雲が発生すればバケツをひっくり返したような豪雨となる可能性は十分に存在します。
また、10日間天気予報や週間予報の信頼度についても過信は禁物です。気象庁が発表する週間予報には予測の確からしさを示す信頼度ランク(A・B・C)が付与されていますが、山間部に隣接する栃木県央エリアは、夏期の太平洋高気圧の勢力微減や上空の寒気トラフ(気圧の谷)の通過進路がわずか50キロメートルずれるだけで、晴れ予報が雷雨警報へと暗転します。先々の予定を立てる際は、3日以上先の日別アイコンを鵜呑みにせず、最新の天気図と気象衛星画像の推移を注視する複眼的な思考が求められます。