専修寺を訪れるなら、四季折々の表情や歴史ある年中行事のタイミングを狙うのがおすすめです。特に夏と冬には、全国から多くの人々が集まります。
夏の主役は専修寺 蓮の花 見頃です。境内の蓮池や鉢植えには、極楽浄土を象徴する約35種類・100鉢以上の蓮が育てられており、例年6月下旬から7月下旬・8月上旬にかけて大輪の花を咲かせます。「極楽浄土のハス」と呼ばれる多種多様な品種が朝露を浴びて開く姿は息を呑む美しさで、午前中の早い時間帯(7:00〜9:00頃)の鑑賞がもっとも美しいとされています。
そして冬の風物詩が、親鸞聖人の命日法要である専修寺 お七夜 2026(報恩講)です。毎年1月9日から16日までの7昼夜にわたって営まれるこの法要は、専修寺最大の伝統行事です。期間中は全国から門信徒が集まり、境内や門前町には数多くの露店が立ち並びます。夜間には御堂が温かな灯篭の明かりに包まれ、昼間とは一変した幻想的な雰囲気が広がります。
また、専修寺を中心とする専修寺 三重県津市 一身田の町は、周囲に堀を巡らせて外敵から寺と住民を守った「一身田寺内町(じないちょう)」の構造を今も色濃く残しています。環濠(かんごう)の名残の水路や黒板塀の古い家並み、迷路のように入り組んだ路地を散策することで、中世・近世の自治都市の歴史を肌で感じることができます。