かつて青い飲み物といえば、キュラソーに代表される人工的な着色料が定番だった。しかし、健康志向が極限まで高まった現代において、その常識は完全に覆された。現在のトレンドを支えているのは、バタフライピー(チョウマメ)やブルースピルリナといった、100%植物由来のナチュラルな青色だ。
「口に入れるものは、できるだけ自然に近いものがいい。でも、美しさは妥協したくない」。渋谷のミクソロジーバーでバーテンダーを務める男性は語る。天然の素材を使うことで、見た目の美しさとオーガニックへのこだわりが両立する。さらに、バタフライピーに含まれるアントシアニンは、レモンなどの酸を加えることで青から紫、そしてピンクへと劇的な変化を見せる。この視覚的なエンターテインメント性が、目の肥えた現代のゲストを魅了してやまない。