VIOゾーンなどのデリケートゾーン(陰部)や、毛が皮膚の中に埋もれてしまう「埋没毛(まいぼつもう)」は、一般的な髭剃り負けとは異なる繊細なアプローチが求められます。
■ 陰部(デリケートゾーン)の赤いブツブツへのアプローチ
陰部の皮膚は腕や脚の約3分の1から5分の1程度の厚みしかなく、下着による摩擦やムレによって雑菌が爆発的に繁殖しやすい過酷な環境にあります。市販薬を使用する場合は、メントールなどの刺激成分が入っていない「デリケートゾーン専用の鎮痒消炎薬(フェミニーナ軟膏やデリケアなど)」、または純度の高い白色ワセリンのみを使用してください。通気性の良い綿100%の下着を着用し、患部を締め付けないことが治癒を早める必須条件です。
■ 埋没毛(イングロウンヘア)の正しい治し方
剃毛時に毛を引っ張りながら深剃りしたり、毛抜きで強引に抜いたりすると、毛先が皮膚の下に潜り込んだまま成長し、毛穴が赤く盛り上がる埋没毛が発生します。
ここで絶対にやってはいけないのが、「針や毛抜きで皮膚をほじくり出して毛を抜く行為」です。無理に皮膚を破ると組織が破壊され、高確率で重度の毛嚢炎やケロイド状の瘢痕(キズ痕)、強固な色素沈着へと発展します。埋没毛の基本対処は「自然排出を待つ」ことです。入浴時に湯船で角質を十分に柔らかくし、尿素配合クリームやサリチル酸配合ローションで優しく角質柔軟ケアを続けながら保湿を徹底すると、新陳代謝(ターンオーバー)に伴って数週間から1ヶ月程度で毛先が自然と皮膚表面へ押し出されてきます。