大ブームの渦中にあった2005年、O-Zoneは音楽性の不一致やメンバー間の方向性の違いから突如として解散を発表しました。あれから長い年月を経た現在、3人のメンバーたちはそれぞれどのような道を歩んでいるのでしょうか。
グループのリーダーであり、楽曲の全作詞・作曲を手掛けたダン・バラン(Dan Bălan)は、解散後も世界的なポップスターとして規格外の成功を収めています。2008年には米国の歌姫リアーナとラッパーのT.I.が『Dragostea Din Tei』をサンプリングした楽曲『Live Your Life』を共同制作し、全米ビルボードチャート1位を獲得。グラミー賞にもノミネートされる快挙を成し遂げました。東欧・ウクライナの人気音楽番組『The Voice』でメイン審査員(コーチ)を務めるなど、2026年代以降も東欧音楽界の重鎮として確固たる地位を維持しています。
一方、ボーカルを務めたアルセニエ・トディラシュ(Arsenium名義で活動)は、2006年のユーロビジョン・ソング・コンテストにモルドバ代表として出場。その後もルーマニアやロシア圏を中心にソロアーティストとして新曲をコンスタントに発表し、欧州のクラブシーンで熱い支持を集めています。もう一人のメンバーであるラドゥ・シルブ(Radu Sîrbu)は、自らの音楽レーベル「Rass Records」を立ち上げ、プロデューサー兼ソングライターとして多数のヒット曲を世に送り出すなど、裏方としても実業家としても大成功を収めています。
時に確執が報じられた彼らですが、2017年や2019年の大型野外フェスでは限定的な再結成ライブを披露。満員のオーディエンスを前に『Dragostea Din Tei』を熱唱し、確執を超えた絆をファンに見せつけました。