FNS歌謡祭の50年以上にわたる歴史を振り返ると、会場の変遷は日本のテレビエンターテインメントの進化そのものを物語っています。
初期の賞レース時代(1970年代〜1980年代前半)は、「中野サンプラザ」や「日本武道館」といった著名な大型ホールが生中継の舞台でした。歌手たちがしのぎを削る緊張感あふれる舞台として、大ホールならではの熱気と歓声が画面越しに届けられていました。
1980年代後半以降、番組の格式を高める方針からグランドプリンスホテル新高輪(旧:新高輪プリンスホテル)の「飛天の間」へと拠点を移転。さらに2010年代半ばから始まった2週連続放送化に伴い、お台場のフジテレビ本社スタジオやフジテレビ湾岸スタジオを併用する現在のハイブリッド体制が確立されました。時代のニーズに合わせて柔軟に会場と演出を進化させてきた点が、長寿番組として支持され続ける秘訣です。