この陰惨な噂に対して、公式サイドや出版関係者はどのような見解を示しているのでしょうか。結論から言えば、原作元である双葉社およびアニメ制作を手がけるシンエイ動画、テレビ朝日関係者は一貫して「完全な事実無根」と否定しています。
そもそも『クレヨンしんちゃん』は、1990年8月に青年漫画誌『漫画アクション』(双葉社)にて連載がスタートした作品です。臼井儀人氏の生前のインタビューや当時の担当編集者の証言によると、本作のコンセプトは「大人の本音や世相の矛盾を、純真無垢で生意気な5歳児の目線から風刺するブラックユーモア&ファミリーコメディ」でした。臼井氏自身も生前、トークショーや制作秘話において「子どもが持つ型破りなエネルギーを描くギャグ漫画」と語っており、死やトラウマを根底に置いたサイコサスペンス的な裏設定は一切存在しません。
また、タイトルの由来についても「幼稚園児が使う身近な画材であるクレヨン」と「主人公の愛称」を掛け合わせた親しみやすいネーミングであることが、当時の公式資料で明確に記録されています。遺品としてのクレヨンという解釈は、後からネットユーザーによって捏造された後付けの怪談に過ぎません。