看板が「東京科学大学」へと改称されたことで、受験生が最も懸念したのは東京医科歯科大学の偏差値や入試難度の変動でした。結論から言えば、ブランド刷新による難易度の低下は一切見られず、むしろ新たな学際的魅力から最上位層の志望者が集中する傾向が続いています。
最新の予備校集計データによると、東京医科歯科大学の医学部(現・東京科学大学 医学部医学科)の駿台・河合塾系偏差値は67.5〜70.0、共通テストボーダー得点率は88%〜90%前後を推移しています。これは東京大学理科三類、京都大学医学部に次ぐ超難関レベルであり、旧帝大医学部と完全に肩を並べるポジションを維持しています。一方、日本の歯科医療教育の頂点であり続ける東京医科歯科大学の歯学部についても、偏差値57.5〜62.5と国公立歯学部のトップを独走しています。
入試実務における東京科学大学の入試変更点としては、従来の高度な記述力を問う個別試験に加え、医工融合領域への適性を問う総合型選抜や情報科学・数理的思考力を評価する枠組みの拡充が挙げられます。従来の知識偏重型から、臨床と工学を架橋できる論理的柔軟性を重視する選考へとシフトしており、単なる詰め込み学習では突破できない東京医科歯科大学の難易度の質的変化が鮮明になっています。