カルチャーとして面白がる視線がある一方で、当事者である女性側の受け止め方は極めてシビアです。多くの女性にとって、斜めがけバッグを選ぶ理由は「両手が自由になり身軽だから」「荷物が取り出しやすいから」という純粋な利便性に過ぎません。
女性たちのリアルな声を拾い上げると、以下のような悩みが浮き彫りになります。
「通勤電車や街中で、胸元に視線が突き刺さるのを感じて居心地が悪い」「お気に入りのバッグを使いたいだけなのに、あざとい・胸を強調していると誤解されるのが心外」「自覚がないまま外出して、ふと鏡を見たときにパイスラ状態になっていて恥ずかしくなった」といった意見は枚挙にいとまがありません。
特に胸が大きい女性ほど、意識せずともストラップが谷間に沈み込みやすく、痴漢対策やセクハラ防止の観点から外出時のストレスを抱える原因となっています。「利便性を取るか、周囲の視線を避けるか」というジレンマに直面しているのが実情です。