公的書類の「1番地」ハイフン省略はNg?正しい書き方と欠番の真相

公的書類の「1番地」ハイフン省略はNg?正しい書き方と欠番の真相

公的書類の「1番地」ハイフン省略はNg?正しい書き方と欠番の真相についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

日本の住所において最も有名かつ特別な存在が、皇居の所在地である「東京都千代田区千代田1番地」です。

1967年(昭和42年)、住居表示の実施に伴い、江戸城跡を中心とする広大な敷地(約115万平方メートル)一帯に「千代田」という新しい町名が誕生しました。この時、皇居宮殿の所在地として正式に指定されたのが「千代田1番」であり、皇居の住居表示は「東京都千代田区千代田1番1号」(地番としては千代田1番)となっています。

なお、千代田区内には「千代田1番」だけでなく、皇居外苑に位置する「皇居外苑1番1号」や、国会議事堂が建つ「千代田区永田町一丁目7番1号」など、国家の中枢機関ごとに格式ある番号が整備されています。本籍地として日本で最も人気がある場所のひとつもこの「千代田区千代田1番」であり、日本国民であれば誰でも皇居の地番を本籍地に指定できるため、現在でも数千人もの人々がここに籍を置いています。

一方で、全国を見渡すと「1番地」どころか「0番地」や「無番地」という特異な表記も存在します。例えば、国有林や広大な山林、埋立地など、私有地として課税対象にならなかった土地には地番が付されず「無番地」のまま残っている場所があります。また、既存の1番地の前にどうしても新たな区画を登記せざるを得なくなった結果、行政苦肉の策として誕生した「0番地」が長崎県や佐賀県などの一部地域に今なお実在しています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。