彼女の真骨頂は、間違いなくライブステージにある。数万人を動員するアリーナツアーにおいて、演出の細部に至るまで妥協を一切許さない。照明の角度、衣装の早着替え、ダンサーとの秒単位のフォーメーション合わせ。そのすべてを自らプロデュースし、指揮を執る姿は「完璧主義者」そのものだ。
聴力の障害や幾多の怪我に見舞われながらも、ステージに立つ彼女の熱量が衰えることはない。「ファンの前に立つ以上、プロとして最高の時間を提供する」。その頑ななまでのプライドが、年齢を感じさせないエネルギッシュなパフォーマンスを生み出す原動力だ。命を削るように歌い踊る彼女の背中に、ファンは惜しみない声援を送る。