多くの子役がぶつかる「成長に伴うイメージの固定化」や「役柄のシフト」という壁。須賀健太さんも10代後半から20代前半にかけて、子役時代のイメージと大人の俳優としての立ち位置との間で葛藤を抱えた時期がありました。
その壁を鮮やかに打ち破ったのが、2015年から主演を務めたハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』です。主人公・日向翔陽役に抜擢された須賀さんは、小柄な体躯を最大限に生かした驚異的な身体能力と圧倒的な熱量で舞台上を駆け巡り、座長としてカンパニーを牽引しました。
子役時代に培った繊細な感情表現に、舞台ならではのダイナミズムが融合したこの作品は、彼の役者人生における決定的な転機となり、2.5次元舞台の枠を超えて演劇界全体から絶賛を浴びることとなりました。