現在でこそ押しも押されもせぬヒットメーカーとして君臨するオーイシマサヨシですが、この楽曲が生み出された当時は自身の音楽キャリアにおける大きな岐路に立たされていました。バンド活動の休止やソロ名義での苦闘が続くなか、音楽プロデューサーのTom-H@ck氏との出会いが運命を大きく動かします。
本楽曲にまつわる制作秘話として有名なのが、アニメの世界観に徹底的に寄り添う楽曲づくりのプロセスです。大石昌良は原作漫画を徹底的に読み込み、モータウンサウンドや70年代ポップス(特にトム・スノウの楽曲群)のエッセンスを貪欲に取り入れながら、アニソンとして前代未聞のグルーヴを持つデモテープを完成させました。
カタカナ表記の「オーイシマサヨシ」名義を冠し、メガネをトレードマークに据えた新たなペルソナは、この楽曲の爆発的ヒットによって確固たる地位を確立。崖っぷちからの起死回生をかけた渾身の情熱が、奇跡的な楽曲を生み出す原動力となったのです。