被害は人々の生活だけに留まらない。太平洋側の主要港湾施設が激しい高潮と暴風で損壊し、コンテナの流失や荷揚げ設備の故障が相次いだ。これにより、物流のメインストリートである東名・新東名高速道路の一部区間が通行止めとなったことと相まって、貨物輸送は完全な足止めを喰らっている。
沿岸部に集積する半導体工場や自動車部品メーカーの工場も浸水被害を受け、操業停止を余儀なくされた。すでにグローバルな供給網への影響が懸念されており、経済損失は数千億円規模に達するとの試算も出始めている。災害のインパクトは、被災地の外側へと波及しつつある。