『ライアーゲーム』を語る上で欠かせないのが、主人公たちを翻弄した強烈無比なライバルや敵役たちの存在です。
その筆頭が、鈴木浩介演じる「フクナガ」こと福永ユウジです。マッシュルームカットに奇抜なスーツ、甲高い笑い声とともに繰り出される「バァーカ!」「ナオちゃぁ〜ん!」といった挑発的なフレーズは、ほぼ毎エピソードで大きな話題となりました。鈴木浩介はこの役を機に怪演俳優としての評価を不動のものとし、スピンオフドラマ『フクナガVSヨコヤ』が制作されるほどの看板キャラクターへと成長しました。
また、秋水の最大の宿敵として立ちはだかったヨコヤノリヒコ役の鈴木一真の存在感も圧倒的でした。白髪に白いスーツ、冷酷無比なマネーコントロールで他者を支配する不気味さは、心理劇としてのクオリティを一段引き上げる役割を果たしました。
さらに、ゲームを裏で操るLGT事務局のエリー役を演じた吉瀬美智子のミステリアスな美貌、そしてプレイヤーを甘い言葉で騙す谷村光男役の渡辺いっけいの円熟した演技が、虚構性の高い世界観に確固たるリアリティを吹き込んでいました。