乳幼児期の工作では、月齢や発達に応じた適切な技法の選択が欠かせません。指先の運動機能(微細運動)の発達段階に合致していない工程を無理に行わせると、子どもが挫折感やストレスを抱く原因になります。
以下は、保育現場の指導計画でも広く採用されている、年齢ごとの発達特性と最適な製作手法をまとめたデータ比較です。
乳児クラス(1歳児〜2歳児)では、あらかじめ大人がカットした緑系の画用紙台紙に、赤や金、銀の丸シールを自由に貼り付ける装飾が王道です。シールの剥離紙を剥がす動作は、指先の巧緻性を高める優れたトレーニングになります。シールの端をあらかじめ少し折って渡してあげると、小さな指先でもスムーズに剥がすことができ、集中力を途切れさせません。
3歳児クラスになると、細長く切った画用紙を一回切りで四角くカットし、ツリーのオーナメントに見立てて貼り付ける作業が可能になります。「緑色のもみの木」に限定せず、黄緑や深緑を組み合わせたグラデーションを用意することで、色彩感覚も自然と養われます。