昭和レトロな「文化住宅」が再注目される理由!若者と投資家を魅了する訳

昭和レトロな「文化住宅」が再注目される理由!若者と投資家を魅了する訳

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そもそも「文化住宅」という名称の原点は、大正から昭和初期にかけての住宅改良運動にまで遡る。都市化が急速に進むなか、洋風の応接間や高い衛生設備を備えた先進的な住まいが「文化住宅」と呼ばれ、人々のあこがれの的となった。

この洋風生活の提案を積極的に推進したのが、阪急電鉄の創業者である小林一三だ。彼は沿線開発とともに、質の高い郊外型住宅地を開発し、働くサラリーマン層に理想的な住生活を提示した。暮らしの中に文化を取り入れる試みは、当時の日本社会に大きなインパクトを与えた。

戦後に入ると、建築学者の西山夘三が提唱した「食寝分離」や住空間の機能化といった理論が、集合住宅の設計に強い影響を与えた。西山らの研究は、狭小な住まいであっても食事をする場所と寝る場所を分けるという現代日本の住居規範を打ち立てる契機となった。関西で広まった木造2階建て・各戸専用のキッチンやトイレを備えたスタイルは、そうした住生活の革新を取り入れた庶民版の住まいとして定着していったのだ。

森 瞳
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森 瞳

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