SNSや匿名掲示板、知恵袋などのコミュニティを定点観測すると、本作に対する受け止め方は極端な二極化を見せています。あるユーザーは「深夜に聴いてボロボロに泣いた」「自分の言えなかった情けない本音そのもの」と深い共感を寄せる一方で、別の層からは「今の彼女がいるのに元カノを想い続けるのはただの不誠実」「元カノにわざわざ報告するムーブが気持ち悪い」と手厳しい批判が浴びせられます。
とりわけX(旧Twitter)等では、定期的に「My Hair is Badの歌詞に出てくる男性像は許せるか」という論題が発火し、数十万インプレッション規模のミニ炎上に発展する光景が見られます。批判派の論点は極めて倫理的であり、「新しいパートナーに対して誠意を欠いている」「失恋の感傷を免罪符にして他者を消費している」という指摘です。
しかし、この批判の存在こそが、本作が単なる「無難なラブソング」に終わっていない証拠でもあります。道徳的に正しい行いだけでは処理できない、心の内側に巣食う醜さやずるさを生々しく切り取っているからこそ、触れた者の倫理観を強烈に揺さぶり、白熱した議論を誘発しているのです。