本来であればヒロインをドキドキさせるための甘いシチュエーションでありながら、読者を笑いの渦に巻き込んだこのシーンは、少女コミック界における「迷言にして名言」としての地位を確立しました。
商業アニメ作品の劇中パロディや、お笑い芸人のコントネタ、さらには大手食品メーカーの公式SNSアカウントによるコラボ投稿など、その影響力はサブカルチャーの枠を飛び越えています。「愛する人の髪から食べ物を取って食べる」という倒錯的なロマンスの極致として、いまや日本国内のポップカルチャーにおける共通言語の一つと言っても過言ではありません。
少女漫画というジャンルが持つ自由度の高さと、杉しっぽ先生の突き抜けたユーモアセンスが融合したからこそ、10年以上の歳月が流れても風化しないキラーコンテンツとして愛され続けています。