ネット上の情報や一部の旅行ガイドでは、「ファッションに詳しい人だけが楽しむマニアックな場所」あるいは「展示室が狭く短時間で終わってしまう」といった誤解が見受けられます。しかし、これらの見解は美術館の全体像を見落としています。
最大の盲点であり、知る人ぞ知る名所が3階に併設されている専門図書館です。国内外のファッション関連書籍、写真集、バックナンバー雑誌、テキスタイルサンプルなど約4万冊を所蔵しており、一般来館者も無料で利用可能です。絶版となった貴重な洋書やモード誌のアーカイブが閲覧できる空間は、デザイン関係者のみならず、クリエイティブなインスピレーションを求めるすべての人にとって圧倒的な情報価値を誇ります。
また、「六甲アイランドにあるため神戸中心部から遠い」と思われがちですが、JR住吉駅や阪神魚崎駅から六甲ライナーに乗り換えれば、所要時間は約8〜10分程度です。三宮方面からもトータル30分圏内と、都市型ミュージアムとしての利便性は十分に確保されています。