ふたりの出会いは、所ジョージさんがまだミュージシャンやコミックソング歌手としての下積み生活を送っていた1970年代後半にさかのぼります。当時、文代さんは東京・青山で飲食店(スナック)を経営していました。
知人に連れられて店を訪れた所さんは、カウンター越しに見せる文代さんの凛とした立ち振る舞いと大人の包容力に一目惚れ。それ以来、毎日のように店へ通い詰めては熱烈なアプローチを続けました。当時はまだ売れない若手だった所さんですが、文代さんはその類まれなユーモアと純粋な人柄を見抜き、次第に距離を縮めていきました。
交際が深まるなかで結婚の話が持ち上がった際、文代さんの実家から「跡取りとして婿に入ってほしい」という条件が提示されました。所さんは文代さんと結婚できるのであればと、二つ返事で婿養子に入ることを快諾。1981年に晴れて結婚式を挙げました。結婚当時の披露宴でも、所さんは終始満面の笑みを浮かべ、最愛の女性を射止めた喜びを全身で表現していたといいます。