福武線を利用する上でまず押さえておきたいのが、鉄道区間と軌道(路面)区間がシームレスに繋がる福武線路線図の構造です。起点のたけふ新駅(旧・越前武生駅)を出発した列車は、鯖江市街地を抜けて福井市南部の赤十字前駅付近まで専用の鉄道軌道を走行します。その後、商工会議所前駅を過ぎると道路上を走る併用軌道へと入り、福井城址大名町駅で本線と福井駅方面の分岐線(ヒゲ線)に分かれるという、極めてユニークな線形を有しています。
ダイヤ面における最大の特徴は、日中時間帯に約20分〜30分ヘッドで運行される高頻度なサービス水準です。福武線時刻表を確認すると、主に以下の2系統が軸となっていることが分かります。
- 急行・区間急行列車:たけふ新駅〜田原町駅・鷲塚針原駅間を運行。主要駅のみに停車し、越前・鯖江エリアと福井都心部を最速約40分前後で直結。
- 普通列車:各駅に停車しつつ、福井駅停留場へ乗り入れる系統が中心。福井駅前西口広場へ直接アクセスできるため、新幹線やJR線からの乗り継ぎ客に最適。
福井駅停留場へのアプローチはスイッチバック構造(一度引き上げ線に入って方向転換する運行)を採用している便もあるため、目的地が田原町方面なのか福井駅前なのかによって、乗車する列車の行き先表示を事前に確認しておくのが現地での失敗を防ぐ鉄則です。