ドラマ『闇金ウシジマくん』シリーズにおいて、中村倫也が演じた役名は神堂恭平(しんどう きょうへい)です。彼が登場するのは、2016年7月から9月にかけてMBS・TBS系で放送された連続ドラマ『闇金ウシジマくん Season3』であり、同シーズンの実質的なメインストーリー「洗脳くん編」の主役格として全話にわたって君臨しました。
「洗脳くん編」は、真鍋昌平による原作漫画の中でも「最も胸糞が悪く、救いがない」と読者に強いショックを与えた屈指のエピソードです。実在した凶悪事件をモチーフにしたとも言われるこの物語で、神堂恭平は自らをエリート実業家やカウンセラーのように偽り、ターゲットの心に入り込みます。
劇中では、元AKB48の光宗薫が演じる雑誌編集者・上原まゆみと偶然を装って出会い、巧みな褒め言葉と包容力で信頼を勝ち取ります。しかし、一度心を許した瞬間に態度は豹変。徹底的なダメ出し、暴力、脅迫、そして突如見せる優しさという「アメとムチ」の落差を使い分け、彼女のみならず家族全員の関係を分断し、自発的に暴力を振るい合わせる極限の地獄へと叩き落としていきます。
特に第4話から第7話にかけての展開は凄まじく、神堂が笑顔から一瞬で冷徹な支配者の目に切り替わるシーンは、深夜ドラマの枠を超えたサスペンスとして視聴者を釘付けにしました。