なぜ、これほどまでに人々は信州亀齢に魅了されるのか。その根底には、菅平水系の清冽な伏流水と、女性杜氏である岡崎美都里氏の妥協なき酒造りがある。1665年創業という長い歴史を誇る岡崎酒造だが、現在の爆発的な評価を決定づけたのは、伝統の技術に新たな感性を融合させた現代の酒造りだ。
一口含んだ瞬間に広がる透明感あふれるフルーティーな香りと、米の旨味が凝縮された綺麗なキレ。日本酒業界においても、これほど高い完成度と飲みやすさを両立させた酒は稀有と言わざるを得ない。限られた石数(生産量)の中で品質を守り抜く姿勢が、愛飲家の欲求をさらに掻き立てている。