数字が語る現実は苛烈だ。自衛隊および海上当局の観測データを検証すると、東シナ海から太平洋へと抜ける公海上の通過頻度は、この数年で倍増した。単に回数が増えただけではない。派遣される船艇の「大型化」と「武装化」が同時に進行している点が、専門家に強い危機感を与えている。
かつては小型の漁政船が中心だった現場に、今や軍艦を改造した数千トン級の超大型船が居座る。自動機関砲を搭載した船艇が領海内に長時間留まり、日本の民間漁船に追いかけ行動を仕掛ける事態が常態化した。Yahoo!ニュースのトレンドでも頻繁に取り上げられるこのニュースは、もはや遠い海の出来事ではなく、日本の主権そのものに対する直接的な脅威である。