一般家庭のコンセントに備え付けられているアース端子は、主に「ネジ式」と「ワンタッチ式(差し込み式)」の2タイプが存在します。作業前には安全のため、必ず家電製品の電源プラグをコンセントから抜いた状態で作業を行ってください。
1. ネジ式アース端子の接続手順と正しい巻き方
昔ながらの住宅やキッチン・洗濯機置き場に多く見られるのが、カバーを押し上げてネジで固定するタイプです。
まず、アース線の先端の被覆(ビニール部分)が約10mm〜15mmほど剥かれて銅線が露出しているかを確認します。露出が足りない場合はワイヤーストリッパーやハサミで慎重に被覆を剥きます。次に、マイナスまたはプラスドライバーで端子のネジを反時計回りに2〜3回転緩めます(ネジを完全に外してしまうと紛失の原因になるため注意してください)。
芯線を軽く指でねじって束ねたら、ネジの軸に対して時計回り(右回り)に巻き付けます。ネジは右に回して締める構造のため、反時計回りに巻くとネジを締め込んだ際に芯線が外へ押し出されて接触不良を起こしてしまいます。しっかりと巻き付けたらドライバーでネジを締め、カバーを閉じて完了です。
2. ワンタッチ式(プッシュ式)アース端子の差し込み方
近年の新築やリフォーム住宅で主流となっているのが、工具不要で接続できるワンタッチ式です。
端子の保護カバーを開けると、小さなレバー(またはマイナスドライバーを差し込む穴)と挿入口があります。レバーを指で押し上げた状態のまま、真っ直ぐに整えたアース線の芯線を挿入口の奥までしっかりと差し込みます。その後レバーを元の位置に戻すと、内部のスプリングが芯線を強固に挟み込みます。最後に線を軽く手前に引っ張り、抜けないことを確認してカバーを閉じます。
3. アース線の外し方手順
引っ越しや家電の買い替えでアース線を外す際は、取り付けの逆手順で行います。電源プラグを抜いた後、ネジ式ならネジを緩めて線を引き抜き、ワンタッチ式ならレバーを押し上げながら線を引き抜きます。無理に引っ張って芯線をちぎらないよう丁寧に扱いましょう。