トーナメントの緊張感がもっとも高まる瞬間のひとつが、予選ラウンド2日目の午後です。各大会の予選通過カットラインは、コースコンディションや風の強さによって激しく変動しますが、近年は選手の全体的な底上げにより「通算1アンダーやイーブンパーでも予選落ち」というシビアな戦いが常態化しています。
金曜日の夕方、スコア速報リーダーボードのカットライン境界線上(50位タイ前後)で展開される1打をめぐる攻防は、優勝争いに劣らない緊迫感を帯びています。1打の差で予選を通過できるか否かは、獲得賞金だけでなく獲得ポイントにも直結するためです。
そして秋が深まるにつれ、話題の中心は来季のシード権争い結果へと移行します。メルセデスランキング上位50名に与えられる翌年のレギュラーツアーフルシード権を獲得できるか、あるいは過酷なQT(予選会)に回るか——。プロとしての生活とキャリアを左右する当落線上のドラマは、見る者の胸を締め付けます。