旅行先で急に思い立ったり、天候が良くなったからと「近くの着物レンタル当日予約」を試みる人は非常に多いのが現状です。しかし、ここに最大の落とし穴が存在します。
大手事業者の予約管理システム上、空き枠があれば当日でもウェブ予約や電話予約は可能です。ただし、午前中のゴールデンタイム(9:00〜11:30)は数週間前から埋まっているのが通例であり、当日枠として案内されるのは正午以降の枠であることが大半です。午後からの利用では散策できる時間が実質3〜4時間に削られてしまいます。
さらに見落とされがちなのが、着物レンタル当日返却の注意点です。大半の店舗の最終返却時刻は「17:30〜18:00」に設定されています。夕方の返却締め切り直前は着替え待ちの列で店内が混雑を極め、返却時刻を数分過ぎただけで延滞料金(1人あたり1,000円〜3,000円)が機械的に加算されるシステムを導入している事業者も少なくありません。
夜のライトアップ観光やディナーまで着物で過ごしたい場合は、翌日返却オプション(相場:1,000円〜2,000円程度)を最初から付帯させるか、ホテル返却対応が可能な店舗を選択するのが確実なリスク回避策となります。これらを知らずに突発行動をとることが、着物レンタル失敗の理由と対策における典型例です。