1980年当時、長渕剛は『順子』の大ヒットによりフォーク・ニューミュージック界の新星として頭角を現していました。一方の石野真子は、『狼なんか怖くない』や『ジュリーがライバル』などのヒット曲を連発し、天真爛漫な笑顔と抜群のルックスで国民的トップアイドルの座に君臨していました。
ふたりの接点が生まれたのは、長渕剛がパーソナリティを務めていた人気ラジオ番組『長渕剛のオールナイトニッポン』でした。もともと石野真子の熱烈なファンであった長渕剛が、番組ゲストに彼女を招いたことをきっかけに猛烈なアタックを開始。当時24歳だった長渕剛の一途で情熱的なアプローチに、当時20歳だった石野真子も心を動かされ、交際へと発展しました。
1981年8月、ふたりは婚約を発表。翌9月に米ハワイで挙式を行いました。当時の芸能界において、絶頂期の女性トップアイドルが20歳の若さで結婚し、「夫を支えるために家庭に入る」として完全に芸能界を引退したことは、日本中に前代未聞の衝撃をもたらしました。