京都府警が裁判所から捜索差押令状を取り付け、安達結希さんの自宅兼関係先の場所に踏み込んだのは、遺体が南丹市の山林で発見されてからわずか48時間後のことでした。適用された容疑は「死体遺棄容疑」。それまで地域を挙げた「行方不明児童の捜索救助活動」として進められていた事態が、明確な犯罪捜査へと舵を切った瞬間でした。
令状執行の背景には、山林の遺体遺棄現場の状況と、家族側の証言との間に無視できない乖離が生じていた事実が存在します。捜査関係者の証言によると、現場の遺体状況から他殺および死体遺棄の疑いが極めて濃厚となり、失踪当日の児童の足取りを物理的に再現した結果、第三者による無差別な連れ去りよりも、身近な関係者による偽装工作の疑いが急浮上していました。
京都府警は夜明けとともに現場周辺を封鎖。鑑識課員や捜査一課の精鋭部隊が防護服姿で宅内へ進入し、室内の微物採取から敷地内の徹底的な捜索を実施しました。この強制捜査こそが、後に義父である安達優季容疑者の逮捕へと繋がる決定的な転換点となったのです。