スーパーやコンビニの飲料コーナーから通常版のペプシコーラ(いわゆる青缶ペプシ)が姿を消した理由は、国内製造の中止ではなく「店頭棚割の戦略的シフト」によるものです。サントリー食品インターナショナルは日本市場において、コカ・コーラとの激しいシェア争いの中で「日本人の舌に合わせた独自改良ライン」を主力に据える方針を一貫して取ってきました。
歴史を振り返ると、2019年の「ペプシ ジャパンコーラ」投入、そして2021年以降の「ペプシ〈生〉」へのブランド刷新を経て、コンビニや総合スーパーの定番棚には最新フラッグシップである「ペプシ〈生〉」および「ペプシ〈生〉ゼロ」が優先的に配荷されるようになりました。その結果、従来型のペプシ 有糖 レギュラー(ノーマル版)は一般店頭の棚から押し出され、消費者の目から「突如として消えた」ように映る事態が発生しています。
現在もサントリーの製品カタログ上、350ml缶や瓶(200ml・業務用)などの通常版ペプシコーラはラインナップとして存続しています。完全終売というネット上の噂は誤りであり、「市場から撤退したのではなく、限られた販路に集約された」というのが流通現場の実態です。