大会の緊張感を絶妙にコントロールし、番組を極上のエンターテインメントへと仕立て上げたのが司会の東野幸治だ。ベテラン芸人たちのヒリヒリとしたプレッシャーを笑いに変えつつ、勝負の厳しさを損なわない絶妙な立ち回りは流石と言わざるを得ない。敗者への温かいフォローと勝者への敬意を欠かさないスタイルが、大会全体の品格を高めていた。
また、観客100人による3点満点での審査システムも、独自のドラマを生み出す大きな要素となった。プロの審査員ではなく、劇場やテレビで笑いを楽しむ一般のファンが点数をつけるからこそ、リアルな満足度がダイレクトに反映される。審査結果が画面に表示されるたび、スタジオには静寂と歓声が交互に訪れ、テレビ放送事業が持つライブ感の醍醐味を改めて見せつけた。