Q1:摺り上げ障子が途中で止まらず、一番下まで勝手に落ちてきてしまいます。自力で直せますか?
A1:はい、多くの場合調整可能です。摺り上げ障子の側面には、摩擦を生み出すための「板バネ」が埋め込まれています。小障子を取り外し、側面にある金属プレートのツメをマイナスドライバー等でわずかに外側へ起こしてあげることで、溝に対する突っ張り力が回復し、好みの高さでピタッと止まるようになります。
Q2:地震や子供の安全対策として、重いガラスをアクリル板に交換することはできますか?
A2:極めて有効な選択肢です。厚さ2mm程度のアクリル板や中空ポリカーボネート板へ交換することで、建具の総重量が約40〜50%軽量化されます。これにより鴨居への負担が大幅に軽減され、将来的な外れにくさの予防にも直結します。建具店に依頼すれば1枚あたり1.5万〜2万円程度で加工・交換が可能です。
Q3:何をやっても絶対に外れません。最終手段として潤滑スプレー(クレ5-56等)を使ってもいいですか?
A3:絶対にシリコン系・石油系潤滑スプレーを使用してはいけません。木材に油分が染み込んで取れない黒ずみ・シミの原因になり、建具の価値を著しく損ないます。滑りを良くしたい場合は、木製建具専用の固形ロウ、敷居ワックス、あるいは市販の敷居スベリテープのみを使用してください。