作詞・作曲を手がける大森元貴の卓越したソングライティングには、聴き手の身体を自然と動かしてしまう仕掛けが随所に散りばめられている。言葉の母音の響きとリズムのアクセントが完璧に一致しているため、歌詞を口ずさむ感覚がそのままステップへと変換されるのだ。
この緻密なリズム設計こそが、無数のダンスカバーを生み出す最大の原動力となっている。難解すぎる技巧に走らず、それでいて単調さを一切感じさせない絶妙なビート配分。メロディの跳躍とシンクロするように組み立てられる振付は、踊り手にとってこの上ない高揚感をもたらす。