通信制大学を検討する際、誰もが直面するのが「卒業率」の壁です。一般的に通信制大学の4年次卒業率は15〜20%前後とされますが、京都芸術大学の通信教育部では、近年導入された完全オンライン課程(手のひらKyogei)を中心に、全体の卒業率が約50〜60%台(標準修業年限内)と、一般的な通信制大学の平均値を大きく上回る数値を記録しています。
このデータだけを見ると「簡単に入れるし卒業も容易なのでは」と思われがちですが、受講生たちの実感は異なります。ネット上で「課題が大変」と囁かれる理由は、決して課題の評価基準が理不尽だからではありません。各学期ごとに設定された提出締め切りが厳格であり、計画的な自律学習ができないと一気に課題が滞留する仕組みになっているためです。
特に実技系や論文系の科目では、単に提出するだけでなく「規定の要件を満たした作品・論考」が求められます。教員からのフィードバックは非常に丁寧かつ実践的である一方、合格水準に達していなければ再提出(再審査)となるケースも珍しくありません。「難易度が高い」というよりは、「社会人として締め切りを守り、一定のクオリティを担保し続ける継続力」が厳しく問われる環境と言えます。