彼の活躍の場は時代劇にとどまらない。現代劇、とりわけ緊張感あふれる刑事ドラマにおいて見せる鋭い眼光と渋みのある演技は、作品全体の質感を一気に底上げする力を持つ。
複雑な人間模様が交錯するサスペンスや警察機構の内幕を描いたドラマにおいて、彼が演じるベテラン刑事や幹部役は、物語に奥行きとリアリティを与える不可欠なピースだ。現在も所属する株式会社ワイ・エム・オーのバックアップのもと、映像作品のみならず劇場の舞台空間でも精力的な活動を続けている。
生身の役者と客席がダイレクトに対峙する舞台公演では、長年培われた圧倒的な発声と圧倒的な存在感が解き放たれる。観客の呼吸をコントロールするかのような静と動の緩急は、まさに長年の舞台経験が結実した至高の芸と言える。