「USJやSNSで社会現象となったラタタダンスの元ネタや人気の理由は一体なぜなのか」――その核心には、徹底的に計算された身体性と情報拡散のアーキテクチャが存在します。
ダンスの最大の強みは、足元のステップを固定したままでも成立する「上半身特化型アクション」に設計されている点です。従来のダンスナンバーは全身の連動や複雑なステップを要求されるものが大半でしたが、ラタタダンスは両肘を直角に曲げてリズミカルに前後・左右へ振る動きがベース。満員のパーク内や狭い室内、あるいはスマートフォンの縦型カメラの前でも、スペースを選ばずに誰でも画角に収まりながら踊ることができます。
この特性が、TikTokをはじめとする縦型ショート動画プラットフォームの普及期と完璧に合致しました。一般ユーザーのみならず、人気インフルエンサーや著名芸能人が「#ラタタダンス」「#ゾンビデダンス」のハッシュタグを付けて投稿を連鎖。三代目JSBメンバー自らが見せたコミカルかつキレのある踊りとお茶目な表情のギャップも手伝い、ダンス動画の再生回数は瞬く間に億単位へ到達しました。