森永悠希の類まれなる演技力の原点は、幼少期から積み重ねてきた長いキャリアにあります。大阪府出身の彼は、わずか4歳で劇団に所属し、子役としての活動をスタートさせました。
その才能が一躍全国に知れ渡ったのが、2007年公開の映画『しゃべれども しゃべれども』です。落語を題材にした本作で、彼は周囲になじめない野球少年・村松草太役を熱演。当時小学生とは思えない繊細な感情表現と堂々たる落語シーンを披露し、第62回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞を最年少タイ記録(当時)で受賞しました。
天才子役として名を知らしめた後も学業と両立しながら着実にキャリアを重ね、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)や大河ドラマにも複数回抜擢。一過性の子役ブームで終わることなく、大人の本格派俳優へと見事な脱皮を遂げた稀有な存在です。